家にある使わなくなったものや、未使用だけど使い道のないもの、そうしたものをただ捨ててしまうのはもったいない!そんなアナタにおすすめしたいのが、ヤフオクなどのオークションです。今回は、はじめてヤフオクをする方のために、すぐに役立つヤフオク出品方法についてご紹介します。
出品する前に(事前に準備・注意しておくこと)
はじめての出品はちょっとドキドキするもの。オークションは決して難しいものではありませんが、出品前に規約や、出品情報を確認しておくほうが安心です。スムーズにオークションに参加できるように、最低限の準備しておきましょう。
・その商品、出品して大丈夫?
2019年4月現在、ヤフオクで出品が禁止されているものは、銃・刀、タバコ、動物、偽ブランド品。これらの商品は、出品できないので注意が必要です。ブランド品を出品する際には、本物を証明するために、ギャランティカード付きで出品すると、信頼が増し、高額で取引される傾向にあるようです。売りたい物の中に、真贋が不明なものもあるかもしれません。そういった商品はトラブルを避けるためにも、出品しないほうが賢明です。
・Yahoo!かんたん決済の受け取り口座を設定する
特定のカテゴリを除き、ヤフオクではYahoo!かんたん決済が自動的に選択されます。落札者は、クレジットカード、銀行口座、コンビニ決済といった支払い方法を選択できる、とても便利な制度です。落札者がこの制度を利用した場合、出品者は、受取口座を設定し、受け取ることもできますので、事前に口座を設定しておくと、後ですんなりと受け取れます。
二つの出品方法
現在ヤフオクには二種類の出品方法があります。その違いを知り、自分に合った出品方法を見つけてくださいね。
・価格を事前に決められるフリマ出品
自分で事前に価格を決められるのがフリマ出品の最大のメリットです。メルカリと類似したサービスだと考えるとわかりやすいでしょう。
・設定した価格から競り上がるオークション出品
従来のオークション方式。自分が想像していた以上に価格が上がると嬉しい反面、思った価格で落札されないというデメリットもあります。心配な方は、定額(開始価格と即決価格が同じ)で出品することも可能です。ヤフオクといえば、やはりオークション出品で、価格が競り上がっていくのも参加する楽しみの一つ。ヤフオクで主流なのは、こちらのオークション出品ですので最初のうちは、オークション出品を試してみるとよいでしょう。
商品情報を入力し、出品しよう
出品方法を選んだら、いよいよ出品します。画像やタイトル、文章などを工夫し、少しでも高く落札されるようにしましょう。
・基本情報はしっかりと
入札者は、画像と商品説明などの情報を元に入札していきます。ですので「画像は鮮明に、いろいろな角度から撮影する」「型番やサイズがわかるなら記載する」など、情報を多く掲載するのが◎。特に、入札予定者が検索した時に見る一枚目の画像は、商品の鮮明な全体像を写し、オークションページを見てもらえるように工夫します。また基本情報には、商品のコンディションを包み隠さずに書きましょう。記載のない汚れやキズは、トラブルの元になりますので、出品の際にもう一度商品の状態を確認することもお忘れなく。
・開始価格を設定する
開始価格は、「その商品を売ってもいい価格」にすることをヤフオクでは推奨しています。過去の落札相場、同じ商品の出品状況を調べ、開始価格を決めるとよいでしょう。人気商品の場合などは開始価格を1円にして、多くの入札を呼び込み、落札価格を高くするという方法もありますが、最初のうちは「売ってもいい価格」で開始するほうが安心です。
ポイント!
わからない時は、オークションの人気出品者、人気商品のページを見て、参考にするのも◎
出品後に出品者がすること
商品を出品したら、出品者のやることは終わり!というわけではありません。出品後も高値で入札してもらうために、できることがあります。
・入札検討者からの質問に答える
オークション中は、商品や発送方法などに関する質問を受けることがあります。質問を受けた時点では、内容は非公開になっていますが、回答すると公開されますので、個人情報が入っていないか注意してください。質問が入ると、登録しているアドレスに通知されますので、なるべく早めに回答し、信頼を得るのも大切です。
・画像や文字を追加する
出品後、オークション内容の修正はできません。そのため出品内容に誤りがあったり、商品に汚れや特徴などを見つけた場合は、後から画像や文章を追加しましょう。オークションの反応が悪い時に画像などを追加すると、効果がある場合も。
・場合によっては有料オプションを使う
確実に売れるであろう商品を、目立たせたい!そんな時には、有料オプションの利用も効果的です。【オークションの管理】から【注目のオークション設定】でオークションを目立たせます。金額は自分で設定でき、金額を高くすればするほど、各カテゴリの注目のオークション欄の上位に表示されます。
商品が落札されたら
商品が落札されたら、入金を確認し、商品を発送します。ここまで来たら、オークションも終盤です。
・取引ナビを使いこなそう
商品が落札されると、落札者側の取引ナビに支払いや発送方法などの情報が表示されます。そのため最初の連絡は落札者から。出品者は落札者からの連絡を待ちましょう。
・支払いを確認し、商品を発送する
落札者からの情報を確認した後は、送料を連絡し、落札者からの支払いを待ちます。落札者からの支払いを確認できたら、所定の方法で商品を発送します。
・ポイント!
落札者からの支払い前に商品を発送するのはトラブルの元。支払いを確認後に速やかに発送しましょう。
・代金を受け取る
落札者が商品を受け取ると、受け取り連絡をしてくれます。受け取り連絡があると、代金がYahoo!かんたん決済の受け取り口座に振り込まれます。この際に、Yahoo!のシステム手数料が引かれた金額が入金されます。
取引が完了したら
落札者が商品を受け取ったら、取引は無事終了です。取引が完了したら、忘れないうちに落札者を評価しましょう。落札者の評価は、非常に悪い~非常に良いまで5段階ありますが、取引に問題がなければ、「非常に良い」をつけておきます。ヤフオクの評価は、アナタの実績になります。良い評価が多ければ多いほど、信頼のおける出品者だと判断され、入札してもらいやすくなります。そのため取引をしたら、必ず相手を評価し、自分にも評価してもらえるようにしましょう。
ここまで終われば、出品に関する一連の流れは終わります。
出品にかかる費用
ヤフオクをはじめ、オークションサイト、フリマサイトではほとんどの場合、利用料がかかります。ヤフオクで取引をした場合、実際いくらの利用料が必要になるのでしょうか。
・落札システム手数料
ヤフオクの場合、基本的に発生するのは、この落札手数料のみです。落札手数料は、Yahoo!のプレミアム会員の場合は8.64%で、Yahoo!プレミアム会員登録のない方は10%になります。つまり、10,000円で商品が落札された場合、プレミアム会員は864円、非会員は1,000円の手数料が必要です。Yahoo!プレミアム会員費は498円ですので、ある程度ヤフオクを利用する方はプレミアム会員になっていたほうがお得です。Yahoo!プレミアム会員になると、ヤフオクのシステム手数料が割り引かれる他にも、Yahoo!ショッピングを利用するとポイントが多くもらえたり、雑誌の読み放題、クーポンの配布など様々な特典が受けられます。
・サービスの利用に対してかかる費用
Yahoo!が提供する配送サービスを利用した場合は、配送サービス利用料がかかります。費用はかかった送料の実費になりますので、その都度費用が違います。【注目のオークション】を使った場合にも、ご自身が設定した金額の料金が必要になります。その他には、何らかの事情で、入札のあったオークションを取り消す場合には、出品取消システム利用料540円(一部のカテゴリでは3,024円)が必要です。
トラブルを避けるために・・・
・商品は必ず動作チェックをしよう
以前問題なく使っていた製品でも、しばらく保管している間に、動作不良に陥っている可能性も。後々落札者とトラブルになる事態を避けるために、電化製品などの商品は、出品前に動作を確認し、不良個所が見つかった場合は、オークションページにきちんと明記しておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。
・怪しいと思ったら落札を取り消す
メールや掲示板、アプリを使って連絡を取ろうとする出品者には要注意です。中には普通の落札者もいますが、メールや掲示板など、外部のシステムを使ったやり取りでは、商品をだまし取るといった詐欺行為も報告されているので注意してください。その他にも、オークションページに記載していない発送方法を後から指定してきたり、名目の違う領収書を要求してきたりと、ご自身で判断し、怪しいと思う落札者に対しては、思い切って落札を取り消すという方法もあります。あまりやりすぎると良くありませんが、個人間の取引ですので、怪しいと思ったら断る勇気も必要です。
・一度おかしいと思ったらブラックリストに追加する
入札前に値引き交渉をしてくる人、落札したものの一向に連絡をしてこない人など、明確なルール違反とまではいかないけれど、取引するのは心配だな・・・と思ったら、ブラックリストに追加するのも手です。ブラックリストに追加すると、その人は入札ができなくなりますので、トラブル回避のためには有効です。
まとめ
ヤフオクをはじめるのは、少し難易度が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが一度試しに出品してみると、意外と簡単で手間もあまりありません。「こんなもの売れるのかな?」と思うものが、意外と高額になったり、売れると思ったものに入札がつかなかったりと、オークションは自分の思いもしなかった結末になることがあるのも楽しみの一つです。これを機に、アナタもヤフオクデビューしてみませんか。