さあ、これからヤフオクをはじめよう!ヤフオクは、案内にそって簡単に出品ができるがメリットですが、逆に初心者同士で取引をした場合や、ヤフオクのルールを知らなかったために、思わぬトラブルになってしまうこともあります。これからヤフオクをはじめる方、落札専門だったけど、出品もしてみたい方、もう一度ヤフオクの注意点を確認しておきたい方・・・もう一度、ヤフオクで気をつけることをチェックしておきましょう。
ヤフオク初心者が出品する時に陥りやすいミスとは?
出品者がはじめての出品や、初心者であったとしても、お金をもらう以上初心者だから・・・と許されないこともあります。特に多く聞かれたのが、システムについての理解が乏しいこと。自分は昔こんなミスをしてしまった、自分があたった出品者にこんな人がいた、という声からまとめた、初心者が陥りやすいミスをまとめてみました。
オークションの使い方ガイドをきちんと読んでいない
一番陥りやすいミスであり、実はあまり注意して見られていないのがヤフオクの使い方ガイドです。使い方ガイドには、ヤフオクの基本的な使い方はもちろん、トラブルがおきてしまった場合の対処法が詳しく書かれています。きちんと熟読すれば、オークションに関して出品者原因でトラブルが起きるリスクはかなり減るのですが、意外と読んでいない人も多いようです。
いきなり出品からはじめてしまう
ヤフオクの場合、利用登録をするとすぐに出品することができます。ヤフオクで不用品を売りたい、少しお小遣い稼ぎがしたい人にとっては、すぐにでも出品したいところですが、出品の流れを掴むためにも、最低2~3回は落札者として出品者とやり取りをし、ヤフオクのコツを掴むのはとても大切です。
いきなり出品からはじめてしまうと、他の人がどのような流れで出品しているのかは、ネットなどの情報からしか得られません。実際に体験することで、より今後の取引をスムーズに行えますし、評価もつくので一石二鳥!出品前にぜひ試してみてください。
わからなければ、相手(落札者)に聞けばいいという考えはNG
ヤフオク利用者に初心者出品者とのトラブルを聞いたところ、一番多かった回答がこれ。「初心者なんでわかりません。どうすればいいですか?と何度も聞かれて困った」と多くの人が同じような感想を抱いていました。
取引が終了したら、悪い評価をつけるわけにもいかないので(報復評価をされる可能性があるため)、こうした落札者の声はあまり聞くことができません。ですが、次から確実に同じ出品者から落札しようとは思わないでしょう。個人間ではありますが、商取引には変わりありませんので、初心者だから許される、初心者だから教えてもらえばいい、という考えは持たないほうが賢明です。
具体的に初心者は何に注意すればいいの?
では実際に、ヤフオク初心者はどのような事柄に注意すればスムーズな取引がおこなえるのでしょうか。実際のトラブル事例を参考に、注意すべきことをピックアップしました。
一番多いのは発送に関するトラブル
ヤフオクにはさまざまな発送方法があります。主なものを挙げますと、定形郵便、定形外郵便、ネコポス、ゆうパケット(おてがる版)、クリックポスト、ゆうメールなど。それら一つひとつにサイズや送料に関する規定がありますので、自分が設定した発送方法をあらかじめ確認しておくことがとても重要です。実際に、「ゆうパックでお願いしたにもかかわらず、送り方がわからないと後から言われて、説明するのがわずらわしかった。(30代男性)」や、「定形外郵便の送料が事前に聞いていた金額と違っていた。(40代男性)」といった声が聞かれました。落札者が直接損をしてしまったケースは少ないようですが、最初のうちは発送方法を絞り、自分のわかる範囲で対応するなど、工夫をしたほうがよいかもしれません。
悪意ある落札者の被害に遭わないようにしよう
残念なことですが、ヤフオク内には一定数悪意を持った落札者がいます。いたづらに入札した後音信不通、商品を受け取っていないと言い張る(もちろん、実際に郵便事故で受け取れない場合もあります)、商品に関してのクレームを入れる・・・などなど。
気をつけたいのは、これらのトラブルは実際に出品側に問題がある場合もあるということです。悪意ある落札者を見分けるのは難しいのですが、入札があった場合に、過去の評価を見て、あまりにも悪い評価が多く、その内容にも悪意を感じられた場合などは、事前に入札を取り消すなどの対処をし、なるべくトラブルを避けるようにしてください。
出品に関する説明は十分になされていますか?
あまり長い文章をダラダラと書いても読みづらいですし、かといって短すぎる説明では不十分です。未使用品、使用済みのものに限らず、商品の現状をなるべく詳細にわかりやすく書きましょう。
忘れがちなのが、商品そのものではなく箱の状態です。箱に汚れがある、潰れている、日焼けしているなど、箱の状態にもこだわる方も多いので、忘れないように記載するようにしましょう。
その他にも注意したいのは、自分がいつ連絡が可能で、いつなら発送できるかという情報をきちんと明記することです。人によっては、〇月〇日にその商品を使用したい、というように自分の中で使う予定がある上で落札する方もいます。またあまりにも発送までに時間がかかってしまうと、相手に不安を与えかねませんので、そういった意味からも発送や連絡に関する情報は守れる事柄を明記しておくのが大切です。
見やすい商品説明を作るには、オークションテンプレートも有効ですので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
付属品のある、なしは必ず記載しておく
例えば、スマホの本体を出品するとして、購入時に付属されていた充電器やイヤホンを付属するか、しないかといった付属品については必ず明記しましょう。商品自体の元々の付属品には注意が向きやすいですが、気をつけたいのは商品画像を撮影する時に使用した小物などについてです。「最初の頃のこと。ハンドメイドの某お人形の服を出品したのですが、説明のところに『出品はお洋服だけです』と記載していなかったため、落札者から『人形が入っていなかった。人形を早く送ってほしい』とトラブルになったことがあります。落札額を考えればお人形付きだとは思わないと思ったのですが、トラブル解決までに1か月以上かかってしまった(40代女性)」といった経験をされた方もいました。こうした場合、本当に落札者が人形もセットだと思っていたのか、悪意をもって言っているのかの判断が非常に難しいところです。本当に人形もセットだと思っていたなら、落札者にとっては騙された!と感じてしまうかもしれません。こうしたトラブルは出品者・落札者ともにストレスを感じるものですので、なるべく避けるためにも、出品画像に写り込んでいる物に関しては、付属するのか、しないのかをハッキリと明記しておきましょう。
手元にある商品しか出品できません
出品に関して気をつけたいことの一つとして「手元にある商品しか出品できない」というルールがあることです。商品が落札されてから買いに行くという行為は、ヤフオクでは禁止されていますので、注意が必要です。
ここで気をつけたいのが、「あ、今この商品人気があるな。確か実家にあったはずだからとりあえず出品しておこう」という場合もNGだということです。なぜかといいますと、その商品は実家にあるかもしれませんが、もしかしたら紛失していたり、捨てられている可能性がゼロではないから。
他には、「確か去年しまっておいたビニールプール、そろそろ夏だし出品しようかな」というパターンもあります。家の中にはあるし、去年状態を確認しておいたから出品しても問題はないと思われるかもしれませんが、去年の状態と、現状は変化している可能性があるからです。実際に発送段階になって記載していない汚れが見つかってしまった、商品受け取り後に落札者から破損をしてきされた、といった事態を引き起こす可能性がありますので、家の中にある場合でも、手に取って状態を再度確認してから出品するようにしてください。
落札者を評価するのを忘れずに
取引が終わったら、気を抜いてしまいがちですが、最後に忘れてはならないのが、「評価をする」ということです。ヤフオクでは出品者、落札者それぞれが相手の取引に対しての感想をコメントする制度があります。評価は「非常に良い」「良い」「普通」「悪い」「非常に悪い」の5段階がありますが、一般的にスムーズに取引ができた場合は、相手に「非常に良い」の評価をつけます。
評価は「非常に良い」「良い」がプラス1ポイント、「普通」は0ポイント、「悪い」「非常に悪い」がマイナス1ポイントになり、ヤフオクをする上でその人の信用度をはかる指針にもなっています。特に初心者の場合は、良い評価を多くもらいポイントを蓄積したいところです。自分に良い評価をしてもらうためにも、相手への評価を忘れないようにしましょう。
まとめ
ヤフオクはオークションサイトの中では歴史があり、かなりのユーザーが利用しています。ですので使い方も年々簡単に、便利になっていますが、それを使うのは個人です。そのため多少の意思疎通の食い違いなどもあります。ですが中には、出品者側が気をつけていれば起きなかったトラブルがあることも事実です。その点を踏まえ、これからオークションをはじめる方は、ヤフオクのガイドや過去の取引から学び、ある程度の知識を持った上で取引に挑んでくださいね。