ヤフオクの機能のひとつ、オークションアラートをご存じでしょうか?ヤフオクを日常使用しているユーザーでも、案外利用している方は少ないようですが、使いこなすとなにかと便利なお役立ち機能です。今回の記事では、アラートはどんなときに利用すると便利なのか、実際どのように使うのかなどを含めてまとめたいと思います。
オークションアラートの機能内容
オークションアラートは、自分が欲しいものの条件を登録することで、その条件に一致する商品が出品された時にお知らせを受けとることができる機能です。登録できる項目は、キーワード、カテゴリ、出品者の3種で、組み合わせて登録することもできます。
例えば、キーワードに「フルサイズ」カテゴリーで「ミラーレス一眼」「ソニー」、価格帯「~100,000」という感じで入れると、すべての条件を満たした出品があれば通知をしてくれるというわけです。
人気の商品で探せばいつでも出品されているような商品よりは、たまにしか出品されているのを見かけないという商品を探すために利用します。
実際にどんなときに使えるか
このオークションアラートを実用する場合に便利なのが、長期的に探している商品がある時です。常にサーチしておけるので、いつ出品されるか、出品されるのかもわからない商品を探して毎日チェックする必要がなくなります。
例えば愛車の部品など、今すぐに必要ではないものの、安く手に入るならほしいという時は、オークションアラートが有効でしょう。オークションの開始価格や即決価格の指定もできるので、自分の欲しいと思える商品を具体的に入力しておきましょう。
価格の設定ができるということから、せどりをしているユーザーにも便利です。例えば転売で人気のiPhone等スマートフォン本体も、利益が出る価格帯での出品はやはり少なく競争率も高いので、もしあればすぐに買い付けられるようアラートを設定しておくと確実に利益に近づきます。
具体的な設定方法
ヤフオクのトップページから、メニューを開き、設定の項目のなかにある「オークションアラート」を選択します。
「キーワードアラート」「カテゴリーアラート」「出品者アラート」があるので、いずれかを選択し、設定していきます。どれを選んでも「その他の詳しい条件」の欄で別の条件項目を追加できるので(キーワードアラートからでもカテゴリーが選択できるなど)深く考える必要はないでしょう。
設定を保存したあとでも、再編集が可能なので、アラートの条件を足すことや変更することも簡単にできます。
アラートに登録するキーワードは、英語名や漢字の変換有り/無しなど、色々なパターンを想定して記載します。「キーワードのすべてを含む商品」か、「キーワードのどれかを含む商品」の二種類のテキストボックスがあるので、使い分けて入力しておきましょう。
初回のみ、アラートの送信先と送信時間を入力します。2回目以降のアラート作成時には初回に入力した内容が反映されるので入力は不要です。 送信先は、アプリの通知(ヤフオクアプリインストールは必須)かメールになります。メールの場合、Yahooメールアドレスだけでなく、指定した別のアドレスに送信することも可能です。
送信時間は、1日に1回か2回(選択可)決まった時間に通知が来る「まとめて送信」か、条件に合う商品が出品されたらリアルタイムで通知が来る「すぐに通知」の二種類があります。 条件の絞り込みが甘い場合は、「すぐに通知」にしていたら、頻繁に通知が入ってしまうこともあるので、条件をピンポイントに絞ってサーチする場合には「すぐに通知」、絞りきれない時は「まとめて通知」にするといいでしょう。
アラートが登録できるのは一般的には20件まで(Yahooプレミアムに登録している場合は50件まで)となっています。
アラートの通知をやめる時
お目当ての商品が見つかった時や、購入意思がなくなった場合には、オークションアラートを削除します。
先程記載したアラートの設定画面から、削除したいアラートの項目の「削除」ボタンを押すだけです。
一時的にアラートの通知を止めたいという時には、アラートの設定欄にあるベルのマークを押すとミュートに設定することもできます。通知を再開したいときには、またベルのマークを押すと、通知が来るようになります。
外部サイト利用も
ヤフオク公式のアラートだと20件(もしくは50件)しか登録できないことから、セドリをしているユーザーさんなら足りなくなることも考えられます。そんなときには、ヤフオク出品ツールとして無料で使えるwebサイトが便利です。
有名なものだと「ヤフオク自動入札ツール ビットマシン」や「オークファン」などがあります。
オークファンは、国内外のショッピングサイトやオークションサイトから商品を検索し、安く購入できるサイトを探してくれるツールです。無料会員登録で検索アラートも使えますが、保存できる件数が3件までと少なく、件数を増やしたければライト会員(30件)プレミアム会員(60件)になる必要があります。
ヤフオク以外のサイトからも商品検索を行うため、ほしい商品がみつかる確率もあがりますが、件数的には無料会員では物足りなく感じそうです。
ビットマシン(BidMachine)は、ヤフオクの自動入札ソフトです。アラート(定期チェックという名称ですが。)も無料で500件まで設定できます。こちらはリアルタイムで通知が来るわけではなく、条件にあった商品をリストアップして抽出してくれるというシステムになっており、自分でチェックが必要なので、たくさんアラートを設定したい(=通知がしょっちゅう来るのが困る)方におすすめです。抽出された商品をそのまま自動入札するよう設定することも可能です。
「フリマアラート」というアプリも、指定した商品を探すことができます。こちらはメルカリ等のフリマサイトがメインなので、ヤフオクでもフリマモードのみ対応ですが、複数のフリマアプリとの比較ができる点が魅力です。ヤフオクの公式アラートと併用して、同じ検索条件を登録しておけば、より広く検索でき探している商品を見つけやすくなります。
有料のヤフオク関連ツールをすでに利用されているなら、利用しているツールにアラート機能がないかを一度確認してみてもいいかもしれません。
オークションアラートで欲しい商品を見落とさない!
欲しい商品がなかなか出品されず、まめにチェックするのが面倒だったり、この商品がほしかったのに!と売れてしまっている商品を見てガッカリするという方に、ぜひ使って欲しいオークションアラートを今回はご紹介しました。
一度登録してしまえば、あとはアラートから通知が来るのを待つだけです。探していた商品が思いがけずお得に手に入るかもしれませんよ。