「出品したいけど、本業の仕事が忙しくて出品ページをつくる時間がない」
「仕入れた商品ばかりがたまって、出品が追いつかない」
そんな時に利用したいのがヤフオク出品代行サービスです。
出品から配送手配までを出品者に代わって行ってくれる、出品代行サービス。しかし、どんな商品も代行してくれるわけではありません。また業者によってサービス内容や手数料は大きく異なります。
ヤフオクの出品代行サービスは使うべき?
ヤフオク代行サービスとは、商品の撮影、価格設定、出品、落札者とのやり取りを含め、配送までを代理で行ってくれるサービスです。
商品が現金化されるまですべての業務を代行してくれるため、出品者が自ら行う作業としては、代行業者に商品を渡すだけ。
なので、出品するための作業をとことん減らしたい人にはとても便利なサービスです。
- とにかく手元にある商品を売り切りたい
- まったく手間なく商品を現金化したい
- 在庫をすぐに処分したい
こんな悩みを抱えているのであれば、出品代行サービスを利用するのもいいでしょう。
ただ、出品代行サービスには利用制限があり手数料がかかるなどデメリットもあります。よく理解してから利用することをおすすめします。
ヤフオク代行サービス依頼時の流れ
代行業者を利用する前に、代行業者が扱ってくれる商品かどうかを確認しましょう。扱い商品については、後述している「ヤフオク代行業者のサービス比較」も併せてチェックしてみてください。
依頼する時は、該当する代行サービスのWEBサイトまたは電話で申込手続きを行います。
申込が完了したら、一般的には着払いにて商品を代行業者に発送します。業者によっては、店舗受取、出張取引を行ってくれることもあります。
業者の手に商品が渡れば、あとはお任せで出品してもらい、落札されると落札価格から手数料を引いた金額を受け取ることになります。
出品者本人が行うことは「申込手続きと代行業者への発送のみ」です。
ヤフオク代行サービスのメリット・デメリット
ヤフオク出品代行サービスは「手間がほとんどない」ということが大きな魅力ですが、デメリットも多くあります。
- ヤフオクで稼げるようになりたい
- 最大限に利益をだしたい
このように副業としてヤフオクを利用したいと考えている人にはおすすめできないポイントもあります。
メリット | デメリット |
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ヤフオク出品代行サービスのメリット
一番のメリットはやはり「作業効率」です。出品する手間がまったくないので、出品者は何もせずに待っているだけで利益を確保できます。
また、ヤフオクで何かしらのペナルティを受けて、出品制限がかけられている、アカウントが停止されてしまっている人には嬉しいサービスです。
自分のアカウントは利用する必要がないため、思わぬ悪評価の心配もありません。
ヤフオク出品代行サービスのデメリット
代行サービスを利用すると、必ず利用手数料がかかります。業者によって差はありますが、一般的には落札価格の10%~50%が手数料として差し引かれます。
また「代行業者で扱える商品は限定されている」ことが難点です。ヤフオクで出品できる商品なら何でも依頼できるわけではなく、サイズが大きい商品、相場価格が安い商品は受け取ってくれません。
また、副業としてヤフオクをやっている人にとっては「経験を活かせない、経験を積めない」といった弱点もあります。
ヤフオクは売れば売るほど経験値が上がって、高値で売れるコツが分かってきたり、落札者のやり取りもスムーズにできるようになってきます。
しかし、代行業者を利用しているとそういった経験の積み重ねができません。また、評価が増えていかないため「出品者としての経験不足」は落札者にも分かってしまいます。
ヤフオク代行業者のサービス比較
代表的なヤフオク代行業者3つのサービスを比較してみました。
クイックドゥ | オクサポ | 宅オク | |
手数料 | 10%~42%
3,000以下の落札は1,300円+7% |
9%~42%
3,000円以下の落札は1,250円+7% |
10%~35%
3,500円未満1,500円(オプション1,080円) |
取扱い不可商品 |
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選べるコース |
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落札されない商品の扱い | 送料無料で返送 | 120サイズまで1,080円で返送 | 送料800円+1品400円で返送または買取り |
※取扱い不可商品は、他にもヤフオクで出品が禁止されているものや、金券、チケットなども含まれる場合があります。
対応力で選ぶならクイックドゥ
ヤフオクのトップページで紹介されているクイックドゥ。予想される落札価格が1,500円以上の商品からOKなので、取扱い可能商品が幅広いことが魅力です。
また、価格やコメントが指定できることもポイントです。「自分しか知らないアピールポイントがある」という商品なら、クイックドゥが利用しやすいでしょう。
すぐに売り切りたいならオクサポ
1円スタートで出品したいならオクサポがおすすめ。1円スタートであれば注目が集まりやすいため、落札されるまでに早い展開が期待できます。
「すぐに現金化したい」「在庫を手間なく処分したい」という人にはオクサポが便利でしょう。
高価商品を売るなら宅オク
高価なブランド品やプレミア品を代行してもらうなら宅オクがおすすめ。宅オクは、200万人の会員を保有するリサイクル品、中古品の買取を行っているNETOFFが運営する代行サービスです。
ブランド品の買取・販売には多数の実績があるため、高値で売るためのウハウを持っています。
取扱い商品は落札予想価格が高いものに限られていますが、他の業者に比べると手数料が若干安いというメリットもあります。
その他のおすすめ出品代行サービス
【トリクル】
トリクルはオークション出品だけでなくフリマ出品にも対応した代行サービス業者で、その名の通り、商品は配送ではなく自宅まで集荷してくれます。
朝10時~夜24時までの指定された時間に取りに来てくれ、そのまま出品代行を行ってくれます。手数料は15%~50%ほどですが、ほとんど手間がないことから人気上昇中の代行業者です。
【まるオク】
金貨、貴金属、切手、高額古銭などに特化した出品代行サービスです。他の代行業者だと、金貨や切手などは扱っていないことがあるので、他の代行業者で断られたものも対応してくれるケースがあります。
希少性が高いプレミア品やアンティークものは値付けが難しいことでも知られています。その点、まるオクは貴金属や金貨などを専門に取り扱っているため、相場観に優れノウハウも持ち併せています。
ヤフオク代行を使った時のよくあるトラブル
ヤフオク出品代行サービスを使う際には、気をつけるべきことがあります。
1.出品できない商品は返送料金がかかる
自分で出品するなら出品可能な商品でも、代行業者では取り扱ってくれないことが多くあります。例えば、商品にシミがあったり色褪せしている場合、自分で出品するならそのような欠陥は商品説明欄に記載して売買が可能です。
しかし、代行業者ではトラブルを未然に防ぐために、汚れやシミなどがある商品は取り扱ってくれないケースがあります。
代行業者によって出品できないと判断された場合には商品が返送されるため、その際にかかる送料や手数料を請求される可能性があります。利益がでないのに無駄な出費ばかりがかさむ…ということもあり得えますね。
2.希望価格で出品してもらえるか確認する
出品代行業者による値付けは、すべて業者にお任せする方法と希望価格を提示できる方法があります。
すべてお任せで依頼すると、入札がない商品はどんどんプライスダウンして出品されたり、1円スタートを利用することもあります。
「もっと高値で売れると思っていたのに!」という失敗もあるため、希望落札価格がある商品は事前に代行業者に相談しておきましょう。
3.オークション終了時間の設定方法を確認する
オークション出品はオークションの終了時間の設定が大切です。できれば、ユーザーが入札しやすい休日の夜9時~23時くらいを目途に終了させたいですよね。
しかし、代行業者によっては平日の昼間に終了時間を設定していたりと、高値取引のための戦略が甘い場合があります。出品方法や条件を設定したい場合は、事前にチェックしておくことをおすすめします。
ヤフオク代行はとことん手間を省きたい人が使うべし!
ヤフオク出品代行サービスは、多くの手間と時間を削減できるサービスです。しかし、気を付けたいのが、利益が大きく減ってしまうこと。
仮に、30,000円で落札されても30%の手数料が引かれると、21,000円にまで利益が下がります。手数料が9,000円にもなるのであれば、その手間を惜しまずに利益をまるまる受け取るほうが効率的だという考え方もありますよね。
ヤフオク出品代行サービスは「利益を得るよりもラクして売り切るほうを重視したい」という人におすすめのサービスです。