詐欺やトラブルには遭わないに越した事はないですが、ヤフオクを利用している方なら、ひやっとしたことは誰しも一度はあるかと思います。支払ったのに商品がなかなか送られてこないといった小さなトラブルの種から、送られてきた商品が偽物だったというような明らかな詐欺の場合など、様々なリスクがヤフオクには潜んでいます。
今回の記事では、実際に詐欺やトラブルに直面した際にどのように対処するのかを予習しておきましょう。
ヤフオクでのオークショントラブル
ヤフオクでは出品されている商品に不正がないかなど普段から厳しく監視されています。しかし、それでも監視の目をかいくぐって(あるいはその段階では通常取引を装って)トラブルはおこります。
ヤフオクのヘルプページで掲載されているものによると、「オークション振り込め詐欺」「フィッシング詐欺」「不正ID利用詐欺」といった大がかりな犯罪もあるようです。そういったトラブルを他人事だと思わず、日ごろから注意をしておくことも必要だと言えます。具体的には、商品の説明ページ(写真や商品説明が商品の公式ページから丸写しではないか、本当は手元にない商品を売ろうとしていないかなど)や出品者の評価(商品未着等悪い評価を付けている人がいないか)など事前に知ることができる情報をしっかり確認することです。
ヤフオクではトラブル口座リストも公開されているので、口座がわかる場合は検索してみてもトラブル回避につながるでしょう。
- トラブル口座リスト
https://auctions.yahoo.co.jp/info/f/trouble/
素人の目で完全に詐欺を見抜く事はできないかもしれませんが、気をつけて慎重に調べる、疑いの目を持つことで、ある程度のリスクを回避することは可能でしょう。
確認をしたうえで、それでも詐欺やトラブルに遭ってしまったらどのように行動をすればいいのかをここからはチェックしていきます。
まずはチャットボットに
トラブルや困り事がある時は、まずはチャットボットに相談するのがセオリーです。PC版かweb版で、ヘルプページの右下に出ている黄緑のアイコンをタップ(クリック)してチャットボットを開いたら、入札 出品 落札後の手続き システム利用料
ログイン各種設定 のボタンの中から該当するものを選びます。
トラブルの種類によってはチャットボットで解決ができるものもありますが、解決できなければ「コミュニケーター」と呼ばれるヤフオクスタッフにチャット相談することができます。
コミュニケーターに相談
コミュニケーターは9時から23時までと時間に制限がありますが、直接ヤフオクスタッフに問い合わせをすることができます。チャット方式なので迅速に指示をしてもらうことができ、ケースによっては運送業者のトラブルシューティングページや、ヤフオクの補償の手続きに取り次いでくれます。メールで問い合わせをすることもできますが、トラブルの規模が大きいほど返信に時間がかかるので、スピーディーに解決したい時にはコミュニケーターに相談するのがいいでしょう。
こんな場合はどうすればいい?
具体的にトラブルの解決方法をシチュエーションごとに紹介します。
- 支払いから8日たっても商品が届かない
決済完了後8-12日の間なら返金申請ができます。取引ナビに申請のリンクが出るので、そこから申請を行います。届いた商品が説明と異なっていた場合にも同じように返金の申請を行うことができます。
- 配送中に商品が破損した
ヤフオクの匿名配送を利用した場合はヤフオクからのお見舞いサービスが受けられます。配送方法により上限額が決まっているので注意が必要です。
▽申請ページはこちら▽
https://support.yahoo-net.jp/form/s/diryafunekoomimai
匿名配送以外を利用していた場合は運送会社に連絡をして捜査してもらうことになります。
- お買い物安心保障を使う
Yahooプレミアム会員の場合、保証をうけられる場合があります。落札した商品の故障など10種類のトラブルに対し、お見舞金の支払いや返金を受けられます。
▽申請、ケースの確認はこちら▽
https://hosho.yahoo.co.jp/okaimono/auction.html
- ブランド偽造品が届いたら
ストアから購入したブランド品が偽造品だった場合には、ヤフオクの偽造品トラブル安心サポートが利用できます。上限は10万円までで、商品代金をTポイントでお見舞いしてくれます。対象のブランドが決まっており、主にハイブランドの商品が対象です。
▽申請はこちら▽
https://guide-ec.yahoo.co.jp/notice/rules/brand/support-terms.html
- 取引相手に催促をしたい
取り引き相手が支払ってくれない、商品を発送してくれないといった催促をしたい時には、内容証明を送ります。郵便局で内容を証明してくれるので公的な書類として強制力があります。文字数や余白の規定はありますが、自宅のパソコンで作れて手軽なので、簡単に試してみることができます。
- 警察に相談する場合
警察に被害届をだす場合、オークションID
相手方のYahoo! JAPAN ID 送金先の情報 送金(または商品の送付)を証明する領収書など 取り引きナビでのやりとり 具体的な状況を説明するメモ を準備して最寄りの警察署に持っていきましょう。
警察庁へはwebから相談することもできるので、まずはこちらから相談してみても。
▽インターネット安心 安全相談フォーム▽
http://www.npa.go.jp/cybersafety/
- その他お問い合わせフォーム
前述のとおり、返信が遅い場合もありますが、それでも他の手がなければ問い合わせフォームから問い合わせるのも手です。
▽問い合わせフォームはこちらから開くことができます▽
https://support.yahoo-net.jp/form/s/SccAuctions
- 終了しているサービスも
未着・未入金トラブルお見舞い制度というものがあったのですが、今年2月に受付は終了しています。これまでに利用したことのある方なら、また何かあればこのサービスを利用しようと考えておられるかもしれませんが、現在はこちらに代わってヤフオク匿名配送にのみ対応のお見舞いサービスとなっているので注意しましょう。
トラブル回避で楽しくオークションを!
トラブルにもし遭ってしまったら、焦りや怒り、悲しみなど色々な感情で冷静さを欠いてしまいがちですが、対処法をあらかじめ知っておけば冷静に対応ができます。
とは言え、トラブルに遭わないに越したことはないので、購入する際や発送する前など慎重な気持ちで取引を進める癖をつけておくといいですね。
最悪のパターンを知り、自分にできる対策を万全にして、ぜひ安心できる取引を楽しみましょう。